ただマンガが好きなだけ

たまに思い出す台詞やマンガ関連のネタを中心に

いい子ちゃんポイント

仕事をしていると
あぁ今これやったら喜ばれるんだろうなぁ
という、『いい子ちゃんポイント』を稼げる瞬間がたまにある。
これは全員が気づいているものだと思っていたけど、
気づかない人、気づけない人は結構いるらしいことに最近気が付いた。
幼少期に多くの引っ越しを経験したからこそのポイント稼ぎ能力かもしれない。

 

社会人になってから3年目ぐらいまでは
そのタイミングに出くわしたらなるべくポイントを稼いでいたけど、
社会人4年目ぐらいになってから、
いい子ちゃんポイントが良い評価になるのは”上司からだけ”だと気づいてから、
ポイントを稼ぐ時は慎重になった。

嫌われたくないというのも否定はしないけど、それよりももっと全体最適みたいなものを目指すようになった。

例えば、上司が困っていた課題を解決できる新しいソフトがあることを発見して、提案したら「よし、導入しよう!」ということで上司の評価は得られるだろうが、導入部隊や経理担当はたまったもんじゃないし、元のシステムと入れ替えの必要がある場合は古いシステムに慣れていた人たちにも軋轢が生まれる。上司が困っていた課題というのも、年に数回あるか無いかぐらいの問題であれば、提案しないことで平穏な生活を送れることにも気づいたという感じです。

 

そして更にしばらくして
いい子ちゃんポイントを稼げる瞬間は
自分のポイントを稼げる時と、
他の人に稼がせることができる時があることがわかった。

ようは「お膳立て」をしてあげるのだ。
稼がせるようにアドバイスしたり、手柄をそのままあげたり、
匂わせて仕向けるのが面倒な時は直接ポイント稼ぎの指示をしたりした。

 

この辺からが「慢心」だと思うのは、
成果を出せばいい子ちゃんポイントはなくてもいいという背景が見え隠れするところ。
成果出しつついい子ちゃんポイントも稼げばいいのに、
手柄をあげさせることに自己満ナルシストな部分が出たかなと。

 

更にしばらくして
いい子ちゃんポイントを稼ぐ必要があるタイプの人と
稼がなくてもいいタイプの人がいることに気づく。
(わかっていながら)空気を読まずに正論をぶつける人は
いい子ちゃんポイントを稼ごうとすると本当に打算的に見えるから
稼がなくてもいい時・稼がない方がいい時の方が多い。

 

そうして今、いい子ちゃんポイントを自分では稼がず
他人に稼がせるようにしていたら
社長からの人物評価がすごい危ういらしいと同僚がアドバイスをくれた。

 

これは本当に難しいな。